平成21年度ふくしま型UD実践強化事業を開催(浜通り方部)

 11月21日(土)13時、平成21年度ふくしま型UD実践強化事業浜通り方部いわき会場が開催されました。
 テーマは、「UDでスポーツを考える」“たくさんの人とふれあい、楽しもう”です。

 スポーツは、多くの人が参加し、一緒に汗を流すことによって、より楽しく、充実した生活を送ることにつながります。誰もが、自由に、簡単にというユニバーサルデザインの実践について、スポーツを通して考えてみることは、たくさんの人とふれあい、楽しむという充実した日常生活を形成することにつながります。

 本事業では、大人も子どもも、みんなで一緒に楽しめる、初めてでもすぐに楽しめる、ユニバーサルデザインスポーツ「ボッチャ」の体験とワークショップを通して、より多くの人とふれあいの場の形成について考えました。

 UDスポーツ「ボッチャ」とは、室内でバトミントンコートと同じ大きさで行うカーリングに似たスポーツです。白いボール(ジャックボール)を的玉にして、赤、青チームに分かれて各6球づつ投球します。最終的に白いボールに近いチームが勝ちとなります。
 パラリンピックの正式種目にもなっています。

 今回は、福島県内の養護学校の先生が中心となって構成されている“UDスポーツ研究会”の皆さまに、会場設営、ルール説明、審判、ワークショップと大変お世話になりました。

 参加を予定していた養護学校でのインフルエンザの発生などで、参加者数の心配もありましたが、約50人の参加が得られ、会場もいっぱいとなりました。

 福島県人権男女共生課の伊藤利行さんの挨拶で、本事業の目的、趣旨の説明があり、その後、UDスポーツ研究会の村上光輝さんより「ボッチャ」のルール説明などがありました。

開会式
開会式


 次に、4チームに分かれ実際に「ボッチャ」を体験しました。健常者と障がいのある方が一緒になって、「ボッチャ」を楽しみました。
 「ボッチャ」を初めて体験される方がほとんどで、最初のうちは思い通りの投球ができませんでしたが、慣れるにしたがい、投球がジャックボールにどんどん近づいていき、どの対戦も接戦となりました。

ボッチャの競技
ボッチャの競技


 次は、パラリンピック日本代表の五十嵐翔平くんと村上光輝先生との模範試合です。一進一退の攻防が続きましたが、さすがは日本代表、五十嵐翔平くんの勝利で試合は終了しました。

模範試合
模範試合


 最後にワークショップを行い、村上先生と五十嵐くんから、9月に開催されたアジアパラユースゲームズの宿舎となった、代々木オリンピックセンターのUDの状況などの話があり、質疑応答を通して、スポーツを通したUD社会の実現について、皆で考えました。

ワークショップ
ワークショップ


 参加者の皆さま、そして、UDスポーツ研究会の皆さまありがとうございました。楽しく充実した一日を過ごすことができました。今後とも一緒に、UD社会の実現に向け、考え、取り組んでいきましょう。


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