平成21年度ふくしま型UD実践強化事業を開催(会津方部)

 10月25日日曜日13時、平成21年度ふくしま型UD実践強化事業【会津方部】が開催されました。

 観光会津で、秋の行楽シーズン真っ只中、あちらこちらでイベントが行われており、参加者の心配もありましたが、なんと開始時間には、地元商店街の方々、会津在住の方々、たくさんおいでいただき、会場はいっぱいになりました。

 最初の開会式では、主催の福島県人権男女共生課の堀切課長から今日のWSの目的と、結果を今後の道路改修に向けて反映させていきたいと挨拶をいただきました。

課長の挨拶
課長の挨拶


 次に、講師の川内先生の講話をいただきました。先生は、全国各地のまちづくりに関わりが深い故にまちづくりの大切なところを説明され、次に歩く時のポイントを話されました。

川内先生の講話1
川内先生の講話1

川内先生の講話2
川内先生の講話2


 6グループに分かれ、写真を撮影・記録と役を決め、スタートです。参加者には、大町通りの商店主、地元の方、高齢者、車椅子を使用されている方、視覚傷がいの方、また県内各地より参加されましたので、それぞれの視点で歩きながら、気がつくところを話し合いながら進みました。

 さぁ、戻ってからは、いよいよ集約にかかります。デジカメの写真をプリントアウトし、グループに戻します。
 大町通りの拡大Mapが用意されています。それに青(よいところ)・赤(悪いところ)・黄色(その他)のシールを使い、気がついた地点に貼り、その写真とグループの意見を用紙に書き、Mapに貼り完成です。
 出来上がりました!! 成果をまとめた素晴らしいMapが完成しました。

地図
地図


 最後の川内先生のまとめに、まちづくりのなかで、この道の役割を考える。大町通りの一本先には、立派な神明通りがあるのだから、神明通りは車道、大町通りは歩行者のみというように分けて考えてはどうか。大町通はアネッサクラブのディスプレイなどすばらしいが、道が悪すぎて、下ばかり見なければならず、せっかくのディスプレイが楽しめない。
 車を追い出した、歩行者だけの道が作れないか。時間制限(朝夕は車OK)でも良い。
 また、道の近くには豊富な水が流れているようなので、川を見せる道をつくるのもおもしろいのではないか。

 肝心なのは、「この道の魅力を作る」ことが大事ということです。

 今回のWSは、質の高いWSができました。地域住民が、本気になって取り組むことで、多くの人に愛される通りが生まれるのだと思いました。
 地元の方が、地元をより良くするために話し合い、その解決策を摸索していくというのは、まちづくりにおいて本来あるべき姿だと改めて感じました。(参加者の感想より)

 そうです。人です。情熱をもって取り組む、熱き有志たち。その輪が広がっています。
 熱い思いをもっている大町通りのみなさん。このMapを使い素敵な誰にでも歩ける通りの実現に向けて頑張ってください。

 参加いただいたみなさん、ありがとうございました。また一緒に歩きましょう。


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